さまようカラダ〜未熟で未完成な恋…美春

『安田君…私ね、ダメかも』



しばらく黙っていた彼が 何か言おうとして、黙った



『私ね、忘れられない…やっぱりね、』


良介のこと 話そうとした私の口を手で覆った



私がその手をそっと離すと


今度は自分の耳を押さえた


『何も聞こえない。』



『安田君。もう会うのやめよう』



『聞こえない』



『安田君…』