「あんた今までなにしてたん!
迎えに行くってゆったっきり
えーかげんにしてよ!」

『おーわりい………。
………………………俺嫁と別れるわ。』

「は?」

『詳しくは会ってはなす。今どこいるん?
迎えいくわ』

「家だよ…」

『ついたらまた電話する。』

ツー…ツー…ツー…




一方的に電話はきられた
あたしの頭ははてながいっぱいだよ
嫁さんと別れる?

正直すごく嬉しくて嬉しくて
はやく愛翔に会いたかった




それからすぐに愛翔は迎えにきてくれた

でも愛翔の表情はすごく…
すごく悲しい顔をしていたの
いつもは絶対に弱いとこをみせなかった愛翔
でもその日の愛翔は今にも泣き出し
そうだったんだ





あたしはそれをみて
あー。かなわないな…嫁さんには。
こんなにも愛翔は嫁さんのことを愛していたんだ


本気にならないって決めて始まった恋愛
いつしかあたしは愛翔に本気になって
夢中になりすぎてたんだ

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