ホストと私と365日

しかしここでもう引き下がることはできない。

よし。

ガブリ。

オバハンと遠くで目が合う。

そうだよね、気になるよね。ごめんね、おばさん・・・
心の中で申し訳なく思いながら
ガンガンケーキは食べた。

そう。

ケーキに罪はない。


「かなちゃんて、けっこうがっつり食うんやな」

ゴウが感心しながらこっちをみる
ゴウのフロントに垂れてる前髪が揺れる

・・・

ぎゃーーーまぶしい。
関西弁に惑わされていたがやっぱりかなりの
イケメン・・・

「くいしんぼうだもんねーー」

リュウが口をはさむ。

もぉイケメンに酔ってたのに〜

しかしその日はわきあいあいと時間が過ぎた。

そこはいちおうホストクラブだけど
2時間が一つの時間の単位だったのだ

ゴウが私にもう1歩近づくと
「かなちゃん、これからどんな予定なん?」