ホストと私と365日

私が申し訳なさそうに言うと

「分かってるよ!大丈夫だよっ!!」

歯をニッとだしていたずらっこみたいに笑って私の肩をポンと叩いた。

リュウの息が白い

リュウはスーツひとつで
この寒い中いったいどれくらい立ってるんだろう。

肩を若干つぼめている

「さっ、行こうか!」

押し出されるようにリュウと店の扉をあける


「ご指名は?」

内勤さんがカウンター越しに尋ねる

「ゴウくんで」

私が言うと間もなくゴウがやってきた

今日は黒いスーツにシルバーの羽のネックレスをつけてモデルのようないでたちの彼。

やっぱり、、かっこいい〜

ホレボレするわあ〜


「かなちゃ〜ん!!!、待ってたでぇ〜!!!」

•••
間髪入れずに
その発言・・・デター
ガタ崩れ•••。。

ま、そこがギャップの魅力てことにしよう汗。。


にっこりわらいながら
私の背中を押してエスーコートする

「お客様ご来店でぇーーす!!!!」

思いっきりおおきなこえで
店内中に響き渡る

「うぃーーす!!!」

店内のキャストが一斉に言う

もしかして
うぃーす!は違うかもしれないけど、はっきりいって何いってるか分からない。

とりあえず、でかい声だしとけ

って感じ???


店に入ると奥のかどっこの席に案内された。