台所に行くと永倉さんと斎藤さんが洗いものをしていた。
永「おう!土方さんじゃねぇか!……お!真奈美も起きたのか?」
「おはようございます。永倉さん、斎藤さん。」
斎「ここに来たということは何か食べるのだろう?」
「あっ……はい。」
土「何か残っているか?」
すると棚の中からいつもあたしが使っているお茶碗を取り出して少し笑った。
斎「きっと来るだろうと思って、とっておきました。」
「ありがとうございます、斎藤さん!」
あたしは、お茶碗とお箸を受け取って食べはじめる。
気付けばいつのまにか、あたしと土方さんの2人だけになっていた。
ふと視線を感じ、土方さんを見るとじっとあたしを見ていた。
「…………土方さん?」
「ん?」
「あたしの顔になにかついてます?」
「いや?」
「なんで疑問系なんですかっ??!」
「さっきは敬語じゃなかったのに戻ったなぁ〜と思ってな。」
あり?
あたしいつタメで話したの?
「さっき。」
「そうでしたっけ?……ごちそうさまでした。」
あたしはお茶碗を洗おうと置きに行こうと立ち上がった。
「洗い終わったら、着替えて俺の部屋に来い。」
「え?あ、はい。」

