新撰組と過ごしました



「じゃあ、私が呼んだら入ってきてね?」


「はい……。」


でもやっぱり恥ずかしい…。



「皆さん、お待たせしました。」


襖をちょっとだけ開けて中に声をかける。


あたしはその様子を恥ずかしさと戦いながら見ていた。



中からは皆の声が聞こえてくる。


「さぁ、真奈美さん。」


そうよばれ、ゆっくり部屋に入っていった。


「み………皆さん。お待たせ……しました……。」


恥っ!!


ほんとに恥ずかしい。


「どうです?皆さん。綺麗になったでしょう?」


平「ほんとに真奈美……?」


「う、うん。」


沖「すごいね……ここまで変わるのか…。」


恥ずかしい………。


「やっぱり…恥ずかしいですよ。」


土「いや。綺麗だぞ。すごく…綺麗だ。」


不意に土方さんに言われ、ドキドキする。


沖「そうだよ。綺麗だよ?真奈美ちゃん。」


近「あぁ。見違えたよ。綺麗だ。」


「沖田さん、近藤さん…。」


山南「やはり女子は女子ですね。とっても綺麗ですよ。」


斎「なかなかの美人だな。綺麗だぞ。」


原「もっと自信もて。綺麗だ。」


永「あぁ。」


平「そうだよ!」


皆に綺麗だと褒めてもらった。


いつのまにか、恥ずかしさはなくなっていた。


今は嬉しさの方が上で。


あたしの涙腺は緩んだ。


「皆さん……ありがとうございます!」


でも、笑って皆にお礼を言った。