その日の晩。
「今日は久しぶりに皆で飲みに行こう!」
と、近藤さんが言い出し幹部皆で飲みに行くことになったのだ。
「勿論、真奈美さんも一緒にな!」
…………
「いいんですか?」
あたし、お酒呑めませんよ?
「歳がいるしな。人数は多い方がいい。」
言う訳で一緒に行くことになった。
すると、永倉さんと原田さんが、酒が上手い店がある、と行きつけのお店にいくことになった。
着いて部屋に通されてお酒と料理が出てくると、例の3人(平助君、永倉さん、原田さん)はすぐに騒ぎはじめた。
いつものことで。
あたしは土方さんと沖田さんの間に座ってその様子を笑いながら見ていた。
しばらくすると襖を開けて、未来で言う店員さんみたいな人が入ってきた。
その人は永倉さんご指名ね人らしく、とても綺麗な人だった。
「きれー……。」
あたしがそう呟くと、それを聞いていた沖田さんが提案をした。
沖「真奈美ちゃんも着てみれば?あの着物。」
「えっ?」
平「いいねぇ!着てみろよ、真奈美!ずっと俺の着物だったろ?」
「いいですよ!あたしは今のままでも…。あんな綺麗な着物、あたしなんかには似合いません。」
あたしは手を振って否定した。

