次の日
あたしと土方さんは一緒に武道場に行った。
「皆さん、心配をおかけしました!ごめんなさいっ!」
あたしの第一声だった。
近「いやいや。私達こそ気付いてあげられなくて済まなかった。」
平「ほんと、ごめんな?」
「いえっ!皆さんが謝ることなんてないんです!あたしがちゃんと健康管理をしなかったから…。」
あたしが手をブンブン振って否定をすると、沖田さんが笑いながら言ってきた。
沖「でもさ、仕方ないんじゃないかな?真奈美ちゃんは、《タイムスリップ》をしてさ、なれない環境の所に来たんだ。僕は体調が悪くなるのは当たり前だと思うよ?」
山南「そうですね。確かに沖田君の言う通りです。」
そう言うと、皆が<確かに>と頷いた。
永「まぁ、治ったってこたぁ、こっちの環境に慣れたってことだろう?」
原「そうなるな。」
平「でも真奈美は未来に帰りたいんじゃ……?」
平助君がそう言うと、皆がそうだと言うように目を伏せた。
土「そのことだがな、皆。真奈美はずっとこっちにいたいらしい。」
土方さんの言葉を聞いて皆が一斉に声を揃えた。
「「「ほんとかよ?!」」」

