あたしはあのあと、そのまま寝てしまったみたいで、起きた今もまだ熱で体がだるい。
今日は大人しく部屋で寝ていることにした。
………とゆーか、土方さんに寝てろと言われ、言うことを聞いているだけ。
「だるいぃ〜……。」
寝返りをうつことさえ体が重くてやりたくない。
ちょこちょこ皆も来てくれる。
沖「真奈美ちゃん。調子はどう?」
「沖田さん!まぁ、さっきよりはだいぶ良くなりました。」
沖「そう。よかった。そうそう。さっきね、庭に迷い込んできた子がいるんだ。」
そう言って沖田さんが懐から出したのは子猫だった。
「わあぁぁっ。子猫!可愛い〜。」
沖「でしょぉ〜?気休めになるかなって思ってね。」
「ありがとうございます!沖田さん。」
あたしはゆっくり起き上がって子猫を撫でて遊んでいた。
沖「それにしても……まさか土方さんと真奈美ちゃんがね〜。」
「もぉ〜、恥ずかしいですからあまり言わないで下さいよ。」
あたしと土方さんのことは幹部の人だけが知っている。

