そう言った直後に、あたしの目から涙が零れた。
土方さんは、あたしの頬に伝った涙を優しく拭ってくれた。
土「あぁ…。もう絶対に真奈美を離さねぇ。真奈美が未来に帰りたくないって言ってくれて嬉しかったんだ。ありがとな。」
あたしは首を横に振った。
「あたしだって、とっても嬉しいです。ここにいていいって言われて、甘えていいって言われて…。今までで1番幸せです。」
あたしは、土方さんのこれからの運命も知っている。
勿論戦死だ。
きっと土方さんはその死に方を選ぶ。
なら、あたしが長生きできるように少し歴史を変えてもいいかな…?

