昨日のメンバーで朝食をとる。


皆朝稽古が終わってお腹が空いていたのか、食べてはお代わりをずっとしている。


昨日と同様、永倉さん、原田さん、平助君はおかずの取り合い。


楽しい一時だと、あたしは思う。



新撰組の運命は酷なものだと、本を見て思っていたから…。


この時間は皆のいい思い出のはずだ。



平「あぁっ!!新八っつぁん!俺の魚とるなよー!まだ自分のがあんじゃん!」


永「自分のおかずくらい自分で守んねぇとな、平助!」


平「うっわぁ〜…。新八っつぁん、おとなげない。」


この会話は昨日も聞いた。


「まぁまぁ、平助君。あたしの魚、あげるから。ね?」


と、あたしは自分の魚を差し出す。


平「本当かよ、真奈美?!ありがとなっ!」


「ううん。いいの。」


実は、ちょっと頭痛がして食欲がない。


きっと、馴れない環境で体を壊したのかも。


でも、これくらいでねをあげていては駄目だ。


迷惑はかけちゃいけないから。