近藤さんが唸った。


近「むうぅ………。どうしようか?なぁ、歳。」


土「俺にふらないで下さいよ、近藤さん…。………しょうがねぇ。おい、平助。お前の着物貸してやれ。ちょっと前のやつ、まだ捨ててねぇだろ?」


藤「あぁ。とってあるぜ?持ってくる。」


と、藤堂さんは部屋を出て行った。


そして、ハッとした。


あたし……着物着れないよ?


ましてや、男の人の着物なんて……。


「あのぉ〜……今更なんですけど。あたし、着物の着方……わかんないです。はい………。」


「「「あ……。」」」


皆さん、やっちまったって顔してます。


まぁ、その通りですがね。



と、そこにやってきました、藤堂さん。


藤「着物、持ってきたぜ。探したけど、これしか残ってなかった。」


近「あ、あぁ。ありがとう、藤堂君。」


藤「ん?どうかしたのか?左之さん。」



事情説明中――――――



藤「はあぁぁっ?!本当かよ?!」


「はい……。」


ど………どうしよう。


着物教室でも行っておけばよかったかな……?



すると、土方さんが立ち上がった。


土「俺が着せてやる。俺の部屋にあとで来い。」


ま、マジですかっ?!


土「……とゆー訳だ。真奈美の件は解決ってことでいいよな?近藤さん。」


近「まぁ…かまわんが……。」


でも……土方さんなら、いいかも?


って!


何考えてんだろ、あたし……!


近「じゃ、あとのことは歳に任せよう。よろしくな、歳。」


土「あぁ。」


その一言で各自部屋に戻っていく。


最後に沖田さんが、


「真奈美ちゃん、気をつけてね。」


と言っていたが、よくわからん。



「じゃあ、とにかく俺の部屋にいくぞ。」


「はい。」