すると、土方さんが我に帰ったように反応して、話し始めた。
土「じゃ、じゃあとにかく。部屋は決まったことだし、あとはその服装をどうにかしないとな……。」
「あっ………。」
確かに…。
現代の服のまんまだ。
「これじゃ、かなり目立ちますね……。」
こっちでは着物の方が動きやすそうだし、着物……着てみたいし!
土「女物の着物はねぇな……。」
沖「その前に、大きさじゃないですか?未来では真奈美ちゃんは大きい方なの?」
あたしの身長は158㎝だから……。
「標準、ですかね?」
沖「ですかね?って聞かれても、僕はわかんないよ。」
「あ、すみません…。」
原「とにかく、平助と比べてみればいいじゃねぇか?俺等の中じゃ、平助が1番小せぇしよ。」
そうなんだ……。
みんな同じくらいに見えるけど……。
近「とにかく並んでみろ。話はそれからだ。」
藤「はぁ〜い。」
藤堂さんが立ち上がったから、あたしも立ち上がった。
部屋の真ん中に行って、2人で並ぶ。
「「「小さっ??!」」」
部屋にいたみんなが声を揃えた。
あたしと藤堂さんはびっくり!
でも隣にいる藤堂さんを見ると、確かにあたしの頭は藤堂さんの肩くらいだった。
藤「ほんとだー!真奈美ちっさいなぁ〜。しかもよくみたら細っころいし。」
「ほ、細っころい……ですか?」
それはないと思うんだけど……。

