「信じた?」
「信じ、ました・・」
今現在、その少女とどっかのビルの屋上にいる
「そういえば君の名前は?」
「・・南柚香(みなみゆずか)、高校一年」
「柚香ちゃんね、俺はリント。よろしく」
「はぁ・・」
それからざっと天使について説明する
「分かった?」
「(分かるような・・分からないような・・・)」
「んで、本題なんだけど」
「あ、はい」
「君の恋の羽、ピンクじゃなくて白なんだ」
「はぁ・・?」
「俺も初めてみたんだけど、柚香ちゃんってさ」
「はい」
「好きな人いないでしょ?」
「いないですね。・・つか男に興味がない?」
「それ!もったいないよ!」
「へ?」
「やっぱりさ、そんな若いんだから恋しないと!」
「そんなこと言われても・・」
「ちょうど明日はバレンタインデーだし!」
「渡す人いないよ?」
「兄弟とか、なかいいクラスメートとか」
「クラスメートなら・・」
「なら決まりだ!」
「うわ!!」
柚香ちゃんをまた抱き上げてビルから飛び降りる
「どこ行くの~~!!」
「柚香ちゃんの家!」
「場所わかんの!?」
「あ・・」
その言葉を聞いて急に止まるリント
そして柚香の顔を見る
「家どこ?」
「・・・はぁ~・・あっち」
柚香はため息をつきながら答えた

