君が好き



「昨日ごめんね?」


麻依は私に謝った。
たぶん麻依が言ってる昨日のことは

女の子と居た大地を私が見ちゃってたこと。


あの時はショックで
逃げちゃったけど
麻依が悪いんじゃない。


「麻依!謝らなくていいの!麻依は何も悪くないから..」

麻依は私を抱きしめて
泣いていたんだ。




麻依は優しいもん。
あからさまに遅刻した私を変に問い詰めようとしたりしないし、

自分は悪くないのに
私のために謝って
泣いているし


麻依のそういうとこ
大好きなんだ、私。