……そうかも知れない。

だってあたし亮に言った。
絶対あんたの彼女になってやる、って。


「女は度胸よ!」


…そうだ!女は度胸だ!!

ここでモジモジしてても変わらない。


それに、さっきまでのあたしはキャラじゃない!


むしろ、このまま亮をまた諦めるなんて、あたしのキャラが廃る!


「ありがとうっ恵!」


「どういたしましてー」


告白でも何でもやってやろうじゃないッ!


「よっしゃー!!かかってこい、亮!」


「さっきまで泣いてたのが嘘みたい」

と言って恵は「ププッ」って笑っていた。



ほんとありがとう、恵。



あたし今日、亮に告白します!

自ら”幼なじみ ”の関係を崩すよ。


もう「ただの幼なじみ」なんて言わせない!