もう一度君と話したい

それからともえは頑張って子育てをしてた



でも、ある日ともえの様子がおかしかった



オギャーオギャー



さなが泣いてるのにともえはさなを抱こうとしない



それよか、さなに背をむけてる



どうしたんだよ、ともえ…



さなの泣き止まない声にともえ母がともえの部屋にきた



ともえ母「あんたなにしてんの!!さなが泣いてるじゃない」



そういい、ともえ母はさなを抱っこした




ともえ母「どうしたの?少し疲れた?」



ともえ「………」



ともえ母「なんとか言ったら?」



優しい口調でともえに話しかけた



ともえ「………………………つらい」



え?小さすぎてなんて言ったかわからない



ともえ母「声が小さくてわからないよ。もう一度言って」



ともえ「直樹に凄く似てて、直樹がいるようで、つらいの!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」



え?俺に似てるから辛い?



ともえ母「それはしょうがない事でしょ、なおくんの子供なんだから」



ともえ「わかってる…わかってるけど、さなを見る度直樹を思い出して、辛いの…産まれた時から直樹に似てて、病院にいるときも、さなを見る度辛かった…………」


ともえ………



ともえ母「でも、さなの母親はともえしかいないのよ…そんな事言ったらさなが可哀相よ…」



ともえ「わかってる…わかってるけど………


少しさなを見ててくれない……?


一人になって考えたい……」



ともえ母「わかったわ……夜ご飯になったら呼びにくるわね。さなの事は気にしないで、ゆっくりしてなさい」



ともえ「ありがとう……」



ともえ母が出ていってからともえは泣き出した…



ずっとずっと泣いて、そのうち泣きつかれて寝てしまった