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「う・・・うん。」



朝日が部屋に入り、シャロルは目が覚めた。



起き上がろうとしたが、左腕が痺れていた。



何で?



しかも重い。



何で?



隣を見てみると



「ス―・・・ス―・・」


「・・・・・・・・・・!?」




夢じゃないの〜〜〜〜〜〜!!?




心の中で叫ぶと、シャロルはゆっくり起き上がった。



寝ているジルを起こさないように。



だが


ギシッ


パチッ



ベッドの軋む音がすると、目を覚ましてしまった。




「シャロル〜!!」


「キャッ!?」



よく見てみると、昨夜よりは大きくなっていた。



5才程だろうか?



昨日のように、再びシャロルに抱きつく。



「シャロル〜」



キュンッ



まさに、天使の笑顔。




青年の時の顔があれだけ整っているのだから、小さいときに可愛くても不思議ではない。



だが、今はそんなことで納得をしている場合ではない。