「一体、どういうことなの?」



あたしがオロオロしていると、ジルはまた小さくなった。



とうとうジルの姿は、青年の姿から2才児程にまで変わってしまった。



「ど、どうしたら・・・」



シャロルは困り果てましたが、取りあえず二人の寝室に戻ることにしました。



小さなジルを抱き上げると、小さな手でギュッと抱きついてきました。



まるで、絶対に離さないとでも言うように・・・。














寝室に戻る頃には、ジルは寝てしまった。



「はぁ・・・一体何が起こっているの?」



さっき、階段から、ドアの前にいるあたしに近寄ってくる間に起きたことが、信じられない。



近寄ってくるたびに、ジルが幼くなっていったのだ。


そして、自分の腕の中でスヤスヤと寝ている状態。



これは、現実なの?



夢?



あ、そうよ!



夢なんだ!



現実じゃないわよ!



寝てしまえば、明日にはきっと隣の寝室で、1人で目覚めるはず。



シャロルは1人で納得して、今はこの可愛い愛しいジルを抱きしめて眠ることにした。




おやすみ、ジル。