Perfume〜時の調香師〜

俺は外で待つことにしたカエルなら目立たないが、俺は人間だから目立つ。怪しまれてしまう



「おーい、お嬢さんどこだぁー」


ウィルヘイムは城の中が広すぎて叫んで探していた



「ったく…疲れちまう。部屋がありすぎるんだよ!!」



「……ん?」


一番奥の部屋から話し声と光が漏れていた


「あそこ……もしかしたらあそこにいるかも」


ウィルヘイムは一番奥の部屋へ急いだカエルらしくピョコピョコはねながら


コンコン…コンコン


「あのぅ〜!!」


ウィルヘイムは思いっきり叫んだ


「あのぅ〜!!あけてくださーい!!」


ギィ……


「誰?」


「下!下見て!下」


ウィルヘイムはちびだからふつうにあけたら見えない。

「よっ!毬のお嬢さん!」


「な…なんで此処にいるのよ!」


「なんでって約束したろー?」


「あ……約束ね。」


彼女のかおが曇った。なぜか悲しい顔をしていた

「とりあえず!中入れて」


「な…図々しいカエルね!!……ってもう中入ってるじゃない!」


当たり前のように中に入ってしまった