Perfume〜時の調香師〜

マーレンは姫のかわりに王子にあいにいく支度をしていた


「マーレン…」


「センリ…あの人は覚えているかしら…」


王子がマーレンを覚えているかわわからなかったが…俺には少しだけ手助けをすることぐらいしかできない


「マーレン…香水かして?」

「どうして?」


「記憶を呼び覚ます香りを入れてあげる」


だがマーレンは香水を握りしめ首を横に振った


「ぅうん…そんなのを入れなくてもいいわ…」


「どうして?」


「エリカの花の香り…思い出のある香りで、あの人に会いたいの」


前に俺はエリカの花の香りをまぜた最初はなぜエリカの香りかと思ったが……今わかった


「王子との思い出があるの?エリカの花に」


マーレンは綺麗な笑顔で頷いた


「そっか…じやぁ香水付けてあっておいで!」


「ぇえ!行ってきます」


そういって俺はマーレンを城で待つことにした