Perfume〜時の調香師〜

予想通りアップルパイが出された


「リーフ、ブランシュ姫には逢えたかい?」


「ぅうん‥‥逢えなかった」


「ブランシュ姫?」


「ぁ、あ‥旅の人だから知らないのか‥ブランシュ姫はさっきいた王家のお姫様だよ正式にはブランシュネージュ姫だよ」


ブランシュネージュ‥直訳すると‥‥


「白雪姫か‥今度は」


「何かいった?」


「いや…何も」



俺はアップルパイをたべながら考えた。白雪姫はどんなはなしだったか‥


「ブランシュ姫とリーフな、幼なじみだったんじゃよ」


「は?ブランシュ姫とリーフが?なんでお姫様と」


話によれば、リーフの父は王家の直々の庭師でよくリーフも連れて行ったらしい。そこでブランシュ姫にあいよく遊び相手をし仲良くしていたと‥