Perfume〜時の調香師〜

多分信じれなかったのだろう‥あんな事をいわれたんだからな‥


「女が言ったわ。王は国中から糸車を集め、燃やしたと、けれどあの塔には一つだけ糸車があり、もし私の話を疑うならいって針にふれろと、眠りにつかなかったら嘘、ついたら全て事実なのよと」


バラの香りが強く漂ってきた、ローゼンに強く共鳴してるんだろう


「あの塔にいき、私は針にふれたわ。信じたかったからこそ、私は塔にいき嘘だと確信したかった。けど‥‥」


「眠りについた‥?」


「ぇえ。そうよ…全て本当の事だったの!だから私は閉ざしたの心も‥瞳も」



そして時が止まったのか‥‥バラの香りがするのは淋しい心を隠すために漂ってきたのか


俺には何ができる‥‥


「美しくくっても、心が優しくても、何もかも‥作り物だった‥母なんか嫌いよ…」


「いや…違うかな。君は本当にそう思ってる?だったら何故この花畑にいる?母が嫌いなのに、さっき思い出といった」


そぅ矛盾してる‥


「これを見ろよ!これはあの針に塗った薬だ。本当なら3日で目が覚めるはずだった」


俺はドロシーの家から針に塗った薬を持ってきていた。眠りにつくのは……そう3日だけ


「嘘よ!だったらなぜ100年も‥」