Perfume〜時の調香師〜

「私の時間‥動かしてみなさいよ。そんなこと言うなら」


動かせと言われても‥
その前に…なんかバラの香りが段々強くなるのがわかる


「よくわかんないけど‥」


「ほーら!できないじゃない!あんたも口だけね」

「口だけじゃない!俺にだって取り柄ぐらいはあんだよ!!」


と、とっさにオルガンを広げ何故か香りを作っていた


「時間うごかせるかは知らないし、興味なんかない。けど‥ほら、やるよ!ここに無断できたお詫びと、少しはこれで女性らしくなるだろうから」


出したのはバラの香りの香水だが


「なによ!それ」


「香水だ!ローズマリネージュとゆんだよ!女らしさとゆう意味だ!」


「ローズ‥マリネージュ‥‥‥」


「ローズマリネージュは閉ざしたものを広げる香りだ。あと少しは‥‥この君にまとわりついてるバラの香りを和らげてくれる」


そう、ローズの周りにはバラの香りがする。何かを隠しているように


「まとわりつく‥バラの香り‥‥」


「‥‥?」


何か様子がおかしい


「帰って‥!帰ってよ!二度とこないで!」


バシッ!

さりげに香水のビンを取り上げられその瞬間バラの花びらと、荊がおそい‥‥


「何だよ‥‥目覚めの悪い夢だ!」


と現実に戻した。

あれは夢…?