Perfume〜時の調香師〜

次の朝
俺は最後に作っておいた香水とアナスイにあげた香水をもって王子の所へいった。


「王子‥アナスイを忘れないでください。それとこれを差し上げます。」

「アナスイがどうした?これは綺麗な色の水だね!」


俺は香水に色を付けといった、アナスイの海の色‥‥アクアブルー


「それは香水といいます。ひと吹きし、香りを楽しみます」


王子は香水をつけた。


「それは忘れないでほしいという‥願いがこもっています。どうか忘れないで」


「‥‥‥なんだか大切な人を亡くした気分だ‥」

王子はそう言い香水をうけとった、


「アナスイの分も幸せに‥‥」






俺は浜にきていた
アナスイと出会った浜だ

「ごめん‥ゴメンよ‥アナスイ」


と涙を流した。