Perfume〜時の調香師〜

「グレーテル、これをあげよう。」


作り出したオイルを瓶に入れグレーテルにさしだした

「これをどうするの?」
「さっき付けた香水を最初につけておくんだ。そしたらおばあさんを暖炉に誘うんだ。」


「こうすい?これこうすいとゆうの?」


「ああ…ほんとはこんなことに使うものじやぁないが‥」

そう、こんなものに使うものじゃない。今は仕方ない…2人を守るためだ


「いいかい!暖炉にさそったら、この瓶を暖炉に投げるんだ!いいね!?」

「わかったわ。」


俺が出来ることはこれしかないと…心で思った。俺は外に行き、窓の外からうまくいくか見送った。

お婆さんは2人を食べるために火をつけようと支度していた


「さぁグレーテル、暖炉に火をつけて頂戴な」


「はぃ‥」


けれどグレーテルに火を付けさせていた。多分まずグレーテルから食べるつもりなんだろう…

俺はグレーテルに怪しまれないようにゆうことをきいとおけと言っておいた。

「あのぅ‥火がなかなかつかないんです。見本を見せてください。」


グレーテルはわざと火がつかないように石を叩いていた


「何をやってるんだい!こうやってやるんだ‥」

お婆さんが見本を見せようと暖炉に近づいた。グレーテルは思いっきり瓶を暖炉に投げた。


ガシャン―!
火の中に作った香水の匂いが広がる


「グレーテルなにを!‥」


漂う匂いにお婆さんは…

「ぁあ‥いい香りだ。暖炉の中からか‥ぁあ‥ほしい!ほしい!これが欲しい!」


バッッ!ガタン‥‥

「キヤァ――!!あつい!あつい!」


おばあさんは暖炉のなかへ飛び込んだ。あっとゆうまに燃え、…なぜかお菓子の家は溶けていった