Perfume〜時の調香師〜

「わかった!」


ゴーン


“シンデレラ…シンデレラ…もう12時よ…”


ゴーン


“センリと私のとこまできなさい…!!”


ゴーン


「いけない!」


「どうしたの…?」


ゴーン


「帰らなきゃ…」


「待って!!」



ゴーン


“早く!”


「さよなら!………」



シンデレラは広場にいる俺たちに向かって走ってきた

「早く!裏庭にいかなきゃ……」


素早く階段から俺たちはおりたが…大事なことを忘れていた


「シンデレラ!ここでガラスの靴おいてけ!」


「えっ……?」


「ガラスの靴置いてけば王子が探してくれる!」


ガラスのくつを置かなきゃ12時もまったく意味がない。忘れるとこだった


ガラスの靴を落として俺たちは裏庭にいき屋敷にもどった。



ゴーン…………

最後の12時の鐘がすぐなった。危なかった



「あの子は……誰だろう……名前さえも聞かなかった」


ふと王子は階段で光るガラスの靴をみつけた。


「あの子の靴……探してみせるよ‥君を」


王子はガラスの靴の女性と結婚することに決めていた。