Perfume〜時の調香師〜

香りが辺りに充満して、2人の目が正常になりつつある

「ヘンゼル、グレーテルわかる?」


「あのときのお兄さん。わかるわ」


グレーテルは少しの匂いで大丈夫だったが‥ヘンゼルは まだ無理みたいだった。ヘンゼルに全てを聞いた


「私のお家はお金がないの、でお兄ちゃんと私は邪魔者扱いされ‥毎日殴られたりしたわ…最後に森に捨てられたの」


物語はそのまんまの話だった。だがこんな時代にこの香りがあるのは何故だ

「お腹がすいて‥森をさまよったら、そしたら甘い匂いがしたの。この家からよ。そしておばあさんにたのんで、面倒をみてもらってたんだけど‥‥」


そうだったのか…そして禁断の香りに狂わされてしまったのか…

この部屋には和らげる匂いが充満しているから大丈夫だが‥外にでたらまだ危ないな。俺はおばあさんがいっていたこと。ヘンゼルがまるまる太ったこと、これからどうするかを説明した


「その箱は何故だか不思議な物があるのね。」


俺はまたオルガンを広げた。グレーテルはオルガンをマジマジ見ていた

俺はそんな話は聞こえなく、…誘惑の香りを作っていた