Perfume〜時の調香師〜

ドン!


「イッテェ……」


落ちたわりには全然平気だった


「おぃ……」


理由があった


「何も解決してないのに…戻ってきちまった」


俺は自分の世界に戻ってきてしまった


「嘘だろ…」


理由は解らない
だけど戻ってきてしまったもう俺には何もできないのか……




「お兄さん…大丈夫?」

人力車の女の子が話かけてきた


「ごめんなさい…怪我はありませんか?」


「大丈夫だよ‥」


「少し顔色が悪いみたい…あ!!家がすぐそこなので休んでください」


お言葉に甘えつつ俺は女の子のところへ行った。レンガの可愛いお家だ


「どうぞ…飲んでください」


女の子はカエラとゆうらしい。優しく俺に紅茶を出してくれた


「ありがとう。」


「いえ…すいませんでした、つい石につまずいて…」


「仕方ないよ!失敗は誰にでもあるから」