「わかりました!!そういうことなら!!」

係りの人は笑って、了解してくれた。


ついに、私たちの番が回ってくる。


「やっと乗れるね〜」

遥は心待ちにしていた観覧車に乗れるのが余程うれしいのか、満面の笑みを浮かべている。


ハルキと遥を先に観覧車に乗せ、さっきの係りの人に目配せを送ると――


ガチャン!!


―観覧車の扉が閉められた。