「うぁぁぁ…マジで吐きそう…」


「気持ち悪い…」

二人はそう言ってベンチに倒れ込んだ。


「ったく…何か冷たいもの買ってくるよ。ここにいてね。」


「あ、ごめん…美卯…」


「おう、よろしく…」

二人は弱々しく手を振って私を見送った。



私は自動販売機へと向かう。


《んーと、遥はオレンジジュース、ハルキはコーラ、私は……お茶でいっか。》

お金を入れて三人分買う。

それを両手に抱えながらさっきのベンチへと戻っていった。