「もしもし?」


『美卯!?今どこにいるの!?もう少しでジェットコースター乗れるよ!?』


「あー、ごめん!!トイレ混んでて行けそうにない。」


『う、うそでしょ!?』

そう、嘘だよ。

でも………

「ごめん!!まぁハルキと二人で乗ってよ!!

……その方がいいでしょ?」


『そりゃ…まぁ嬉しいけど…』


「はい決まり!!じゃあまた後で!!」


『あ、ちょっと美…』

私は終話ボタンを押した。

声…震えてなかったかな。


ジェットコースターは何両かつながっていて…


一両に乗れるのは、二人


「私が一人って……なるに決まってる。」

だから嫌だった。