五分…

十分……


十五分経っても返信がこない。


さっきまでトントン拍子でメールしていたのに。


《…これがハルキの答えかな。》

私は再びメールを打つ。


『ばーか。本気で受け取らないでくれる?

冗談だから。なに焦ってんの(笑)』



私は、自分の告白を自分自身で、冗談にして片付けた。


わかってる。


告白を一度冗談にしてしまうと、今後、再び想いを告げても、また冗談かよ!!と言われてしまうこと。



ちゃんと、わかってる―。

だからこそ、冗談だと言うの。