「遊園地のチケット三枚あるから、ハルキも一緒にどう?

………って遥が。」


「…マジで?」


「マジで。」


「行く!!行くに決まってる!!」


「なら、はい。」

私はチケットをハルキに渡した。


ハルキは目を輝かせながらそれを受け取り、

「サンキュー美卯!!」

と言った。


「……どういたしまして」

ハルキ、私は知ってるよ。


『遥』って名前を出したとたんに、表情が変わったのを。