hair salon 『K』

「あ…降りなきゃ…」


「ありがとうございました。私は大丈夫なのでどうぞ」


「え、でも……」


「駅には人が迎えにきてくれるので。」

お母さんはニコリと笑って大丈夫だとアピールする。

「……わかりました。じゃあ失礼しますね。」

私は軽く頭を下げて、電車を降りた。


その時に、あの人にも頭を下げた。



それがあの人とのファーストコンタクト。


これがあの人との出会い



……今思えば、この時から目があうようになったのかも…