「……バレてましたか」


俺は小さく肩をすくめる。

「やっぱり…

最上さんが知ったらどう思いますかね」


「茜には黙っていてください。

それに、あんな噂が無くても、あいつの元には自然とお客様が集まりますよ」


「…それもそうですね。

では」

麻百合さんは店から出て、颯爽と歩いていった。


俺は伸びをして

「うーん…よしっ!!

なんとか来月の開店には間に合わせるぞ!!」


スタッフ達と、再び準備をすすめ出す。



*end*