「本日はありがとうございます。最上と申します。ではこちらに…」

最上さんはイスに座るよう促す。


私はアンケートを渡してから、イスに座った。

近くで見ると、どんなに美人かがわかる。

「……え〜っと…桃川様」


「は、はい!!」


「……何かありましたか?昨日お見かけした時よりお元気が…」


「昨日の覚えていらしたんですか!?」

私が恥ずかしさから顔を隠すと、最上さんはクスクス笑って

「可愛いらしい方だな…と思っていたので。」

と言った。