「……そういう問題じゃない。

危ないって言ってるんだよ。」


「いや、本当に大丈夫ですから!!

私を襲う…なんて人いませんよ!!」


「いや、案外近くに…」

黒田さんはそう言ってニヤリと笑った。


「〜〜〜!!

茜!!俺が送るから早く仕度してこい!!」

突然、ドアの前に立つ涼太が叫んだ。


「へ…?」


「早く!!」

私は慌てて更衣室に戻り、着替えた。


涼太が送ってくれる…?


ホントに!?


嬉しくて、少し舞い上がってしまう。