「お姉ちゃーん、何してんのー?ヒマなら俺らと遊ぼうよ〜♪」

気が付くと、
肩に男の手がのっている。

目のまえには
タバコをふかしている
男。
そいつのまわりには
数人の男たち。


……ああ
あたし、ナンパされてるんだ。


「ねぇちゃん、一人なんだろお?そんなエロい格好しちゃってさ?
なあ?俺らの相手、しない?」


目の前のタバコをふかした男はにやにやしている。

肩に乗っている手は
だんだん、下がってきた。

だんだん近づいてくる
数人の男たち。



……もう、
どうでもいいかも。



「…いいよ」


言った途端、
男はタバコを道端に捨てて
「ねぇちゃんサイコー♪」
といった。

そして、
あたしの腕に
注射を刺した。




頭がぼーっとする。


あたし、これから
犯されるんだ。

あーあ、
あたしの初めては
こんな奴らなんだ。

……あたしは
どれだけ馬鹿なんだろ。

先輩のことで、勝手に傷ついて、こんなとこに来て。男たちに犯されるなんて……、

やっぱ、いやだよ。
……だれか、
助けて………

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