年下プリンス*Fall in love

「嫉妬は愛の一種かもしれないわ。度が過ぎると相手を困らせるけど、程よいものであれば正直、女の子は嬉しいから。

でも束縛は違うわ。自分の身勝手で相手を縛るのは愛じゃない。」


「・・・でも俺、センパイが他の男と話していたら、不安で仕方ないです。」




今、俺はセンパイにすごく嫌われてる。



そんな最強に不利な状況のなかに、他の男が来たらセンパイを振り向かすどころか



そいつといい感じになりかねない。




そんなことは意地でも死んでも
止めるんだ!!




いつの間にか顔に力を
入れていると




「はい!じゃぁ、このお話はもうおしまい!」



と手をパンと叩き話をそらそうとしてくれた。




「まぁ、橘君は取り合えず・・・」


「取り合えず・・・?」


「今から変身してもらうわ!」


「・・・・・・・・・はっ?」