「言ってみ。聞いてやるぞ。」


そう言ってあたしの隣に胡坐をかいて座った。



「うん・・・・・・・あのね――――」



あたしはさっき思っていたことを素直に話した。



「そんなことかぁ・・・」



「そんなことって。」



そんな大きなため息つかなくても・・・・・





「お前なぁ、あの功一さんだぞ!覚えてないわけ無いだろう!!俺だって真実との記念日覚えてたぞ。」



「え・・・・・そうなんだ。」



それにはちょっとビックリ(笑)



「今のは失礼じゃないかな、結維ちゃん。」




そんな有兄はほっといて




何かいやな予感がするんだよねぇ・・・
こういうのは何故かあたし
当たっちゃうんだよね・・・・



「ま、深く気にすんなよ。」




そう言ってあたしの頭を撫でて立ち上がって
部屋を出て行った。





気にしてるわけではないけど……



なんかしてほしいなって思っちゃうのは


欲張り



かな………?