翌日、功一さんにストーカーのことをもう一度話すと



『僕に考えがあるから、結維は普段どおりにしてて。』



って言ってくれたけど…。




ちょっと心配だけど


あたしは功一さんを信じて仕事に出かけた。








数日後……………………



あれから、ストーカーの気配が消えた。





…………… なんで?





多分功一さんが何かしてくれたんだと思うけど……。



こんなに早く解決するものなのかな?





「ねぇ、功一さん。」



「なに、結維?」




仕事を終えた夜功一さんのマンションで2人ソファーに寄り添って座っている時に聞いてみた。




「ストーカー、いなくなったみたい……」



「あ、ホント?よかった。これで一件落着だ。」





大きく伸びをして背もたれに深くよしかかる。




何なんだろう?


この意味ありげな余裕の表情は…





ちょっと気になったけど


ストーカーがいなくなったのは功一さんのおかげだしお礼を言わなきゃ!




「全部、功一さんのおかげです。ありがとうございます!」



あたしは深々と頭を下げた。