返答しだいでは ショックを受けるのは当然だけど… 「それは…」 「それは?」 菜穂の顔が少しひきつってる。 女の子にとって 可愛いさはとても重要でしょ? 私は自分に自身がないけど 翔が私を選んでくれたんだから 他の女の子よりは 少しは可愛いって思いたい。 「夢は可愛いから…」 「えぇぇ!!」 申し訳なさそうに言う菜穂。 私は教室中に響き渡る声で反応した。 も…もうおしまいだ… 「どっ…どうしたのよ!」 「もうダメだ…」 菜穂の声が耳に入らないくらい 絶望の底に突き落とされた。