今日は…ダメなの。 いつもと同じじゃダメなの。 「今日は嫌っ!帰らない!!」 「なっ何言ってんの?」 いや…だめなの。 翔は驚いた顔をして 私の少し前に居る。 「やだよ…」 「夏歩?なんかあったか?」 涙が出そう… 「おいで。話聞くからそこまで行こう」 翔は私の手を引いて 再び歩きだした。 翔…… なんでよ。 どうして? 私の気持ち分かってよ。 俯きながら 翔の少し後ろを歩く。