「…あっ!雪!」 早紀が空を見上げて言った。 結局、めちゃくちゃ寒い海に夕方までいたあたしたち。 そろそろ帰ろうかなって思ってた時に、空から雪が降ってきた。 「わぁっ!きれー!!」 「すげー!!ホワイトクリスマスだ!!」 翔と早紀は砂浜を走り回ってて、なんか笑えてきた。 「あいつら、本当子供だよな」 「だよねっ」 辺りはもう暗くなってきて、やっぱりものすごく寒い。