LOVEらいふ

あたしがチョークを置いて席に戻ると、いつの間にかあたしの机に座っている早紀が喋り出した。



「いや〜亜矢大変だったわね…」




「もうほんとに……」




「でもさ、山下ってなんだかんだ亜矢には甘いよね」



は…?
何言ってんの?
あたし、あんなに怒鳴られたのに…。



「どこがよ!
もぉほんとに怖かったんだから!!」


「だってさ!亜矢が涙目で謝っただけで簡単に許しちゃってさ!

わたしも1回怒られた時あったけど、どんだけ謝っても許してもらえなかったんだから!!

しかも反省文まで書かされたんだからね!」




あら…そんな事があったんだ…。
全然知らなかったし。