LOVEらいふ

『神崎!!!』



先生の怒鳴り声が教室に響いた。


「もしかして…あたし…?」



みんなには聞こえないような小さい声で言ったのに…

『お前以外に誰がいるんだ…?』

あたしの真横から聞こえた低い声。



「って、うわっ!!」



あたしの真横で鬼のような顔をして仁王立ちしているのは、案の定………山下先生。




『神崎、お前…そんなに俺の授業が早く終わってほしいのか?
あぁ?』



やばい。完全にキレてるよ…先生。




「い…いや…そうゆうわけじゃ…」





あたしの小さい声でも響いちゃうぐらい、教室はシーンと静まり返っていた。