LOVEらいふ

「「「キャーー!!」」」


廊下からうるさいキンキン声が聞こえて、教室に光輝が入ってきた。



う…わ……。
超カッコイイ〜〜!!

やっぱり王子様の格好似合ってる。


「神谷くん、かっこいいね〜ぇ」


早紀があたしの肩にポンッと手を置いた。



「う、うん。かっこいい」



あたしが光輝をガン見してたら、光輝があたしに近づいてきた。




光輝はあたしの前でピタッと止まった。




「……」



「……」







え、無言ですか?


なんかめちゃめちゃ見られてるんですけど…。

恥ずかしい…。



「……こ、光輝?」



あたしたちは注目の的だ。



「…似合ってんじゃん」



「えっ!?」




「…かわいい」






光輝が頬を赤く染めてそう言った瞬間。


「「「キャー!」」」

「わたしもあんなこと言われたーいっ」

「亜矢ちゃんいーなー」

「おいっ!
イチャついてんじゃねーよー」



と、教室のあちこちからそんな言葉が聞こえてくる。





あたしはとゆうと、光輝以上に顔が真っ赤で、『かわいい』そう言われたことか嬉しくて、一人下を向いてニヤついていましたとさ。