LOVEらいふ

それから毎日練習に励み、とうとう文化祭は明日。




今日は衣装を着てリハーサルをやる。




で、今着替え終わったんだけど……。






「キャー!亜矢可愛い!!!」



あたしを見てキャーキャー騒いでるのは、今日もテンションの高い早紀。



「ちょっ、うるさいから!」



「可愛いんだもん!!
早く神谷くんに見せてあげなくちゃ!
ほら、行くよ!」




教室に着いて、ガラガラっとドアを開けた。


皆の視線がこっちに集中した。



「「「か、かわいーい!!」」」



わぉ!超うるさい!


「神崎さん、めちゃめちゃ似合ってるよっ」


「うんうんっ超かわいい」


「あ、ありがとう。」





クラスのみんなにはそれだけ言って、あたしは早紀に話し掛けた。




「ねぇ、光輝は?」



「まだ来てないみたいね。
まぁ、もうすぐ来ると思うし」




「だねーぇ。
光輝、どんな反応するだろう。
どうせなら『可愛い』ぐらい言ってほいしな」



「言ってくれるでしょ。神谷くんなら」