LOVEらいふ

それから少し練習して、今日は帰ることになった。




「亜矢、行くぞ」


「うん」




あたしたちは帰り道を手を繋いで歩く。





あ、そういえば…


「ねぇねぇ、文化祭、一緒に回ろうね?」




クラスの出し物はなんでもいいらしくて、タコ焼きとかクレープとかやってるクラスもある。


……らしい。



ちなみに、メイド喫茶とかもあるらしい。




「亜矢、お前のことだから食べ物の事ばっか考えてんだろ」




「へ?
…………あ、ばれちゃった?エヘヘ」





「エヘヘじゃねぇよ。バレバレだ」




「だって、クレープとかいっぱいあるんだよー?

あたし全部食べるもんっ」




「どんだけ食い意地はってんだよ。
まぁ、亜矢らしいな」




「んふふっ

って、あたしどんだけ食いしん坊キャラなのさっ!



まぁ、実際食いしん坊だから何も言い返せないけど…」




「自分で認めてんじゃねぇか」



そう言って光輝は笑い出した。




「そんなに笑うなーぁ!!」





「……あ、わりぃわりぃ」



とか言いながら、まだ笑ってるし。